元日の教室の庭から

教室の庭、2014年の元日の朝、咲いていた薔薇の花を撮りました。これは「ジュリア」という品種です。


この寒風の中に。

 教室には昨年春に八苗加えたので、計十三種のバラがありますが、枝をよく見ると、その殆どに芽が無数に出て来ており、春の準備を始めています。
冬の庭は一見、枯山水のようにおとなしくしているようですが、次の成長の支度をしているのですね。

 私がこの"クラヴィアハウスレターズ"というブログで、教室の内容のことばかりを書かずに、このように植物の話をするのが好きなのは、草花や木が"生き活動する"ことの様々なヒントを与えてくれるからです。その方が、百の説教や宣伝をのたまうよりも、ずっと意味がある事のような気がしてならないからです。
 素人の範囲ですが、草花を身近で育てていて、その静かな移り変わりから学ぶことは多くあります。
それは様々な出来事や人間関係の"なぜどうして"の思索の時間でもあり、逆に無心になれるひと時でもあります。
そして静寂の中、草花がそっと教えてくれる無言の語りに心の耳を傾けていると、考え方がポジティブなものに変わって行くのに気付きます。
 庭に出る前は「面倒だなぁ!」とついつい思いますが、庭に出た後、後悔したことは一度もありません。
そういえばピアノの練習も同じですね。練習の前は、結構、おっくうだけれど、練習後は満足感で満たされている、「ちょっと弾けるようになったかも★」と感じる時は幸せなひと時ではありませんか?

さて、冬は春への準備の時です。

ピアノの鍵盤に向かっている人、これから向かってみようかなと思っている人、この季節を大切に過ごして下さいね。