新宮中央ピアノ教室/クラヴィアハウス新宮中央、レッスンルーム

2015年8月を迎えました。
一歩外では太陽がすごいパワーで照りつけています。

「エアコンをつけていても暑いですね~」ということばが飛び交う教室。

千鳥教室と新宮中央教室、車で往復する毎日が春に始まり、この夏はそれが本格始動。教室には大きな節目の年となりました。
おかげさまで、真新しい新宮中央教室もほぼ準備が整いまして、本日はそのご報告です。

部屋はソフトベージュを基調に柔らかな配色でまとめました。そこに訪れた人誰もが、穏やかで優しいひとときを持つ、そんな場を作りたい、テーマは”calm”(カーム)にしようと、ずっと考えてまいりました。
これは同時に、私自身が今後、そうありたいとする生き方の目標でもあります。

ではお部屋の紹介を少々…

日本ではあまりメジャーではないのですが、天井のデザインされた太いモールディングは、以前からの私の憧れでした。
但し職人さん泣かせで、微調整を繰り返し予想時間を大きく超える作業になってしまい、身の縮む思いでした。

玄関を開けると、例のラファエロの天使が迎えます。ドイツ在住のかつての生徒さん〈ピアニスト〉が送ってくれました。荷物を輸送に耐えられるよう梱包しなおし、発送に至るまで、その大きさゆえ、随分厄介な思いをかけてしまいました。

次はピアノを搬入時の一部始終です。
ピアノは運搬の方にしっかり守られて運ばれてきました。

トラックから出てきたピアノ。
「『特注品』って書いてあるでしょう?」と楽器店の係の方…。確かにこの『特注』の為六ヶ月半待ちました(-_-;)、
マンションのエレベータに乗り、その様子はモニターでも確認。マシなのはそこまでで、その後は搬入の大変さ!
狭い玄関に入れる前に、まず私の家人が靴箱(家具)を取り外し→ピアノはまず廊下の右側に持って行き→それからまっすぐの体制を整えて左側へ→足だけが残された天使の絵の前→部屋で組み立て→ペダルを取り付けて→鍵盤部の養生を取り外して終わり。
要点だけメモすると短いものですが、実際は、重さと、動きの悪い狭さとの戦い、その間、チームワークで声かけと確認が繰り返され、すべての工程が丁寧に行われました。感謝と敬服のお仕事ぶりでした。

このようにたくさんの方の力をいただいて作った新宮中央ピアノ教室です。
深い感謝を忘れず、美しい音とフォルムを持つ楽器、グランドピアノと末永く親しんでいきます。

With my feelings of gratitude