Happy Holidays 2015

Happy Holidays 2015

クラヴィアハウスでは、秋冬の間は、ハンドメイドに親しむ日を作ります。
アロマのハンドクリームとかプリザーブドフラワーのアレンジとか。

綿密さとは程遠い、粗雑とさえ言える自己満足レベルのものですが、創作とは中々意味深い作業です。
一人の時は没頭や孤独の自由を楽しみ、教室生の大人の方々や友人を招いた時は、たっぷりの雑談に花を咲かせつつ…。

私達人間はいつも何かに迷っています。
このような興趣にでさえ、迷いは常に有り、「あぁかナ、どうかナ、変かナ、やっぱり」の感覚の連続。
人生も、誰一人同じ運命をたどる人はおらず、試行錯誤しつつ、生き方を創造する行為の繰り返しです。
こうした毎日のちょっとした決心の積み重ねが層となり、自分の歴史を作っているのです。

私がそのことばに感服する、渡辺 和子さんという、現在88歳のシスターが居られます。
数々の著書のタイトルを一瞥しただけでも、心が引き締まる思いに驅られます。
「置かれた場所で咲きなさい」
「面倒だから、しよう」
「幸せはあなたの心が決める」
「スミレのように踏まれて香る」

私たちは、つい毎日を昨日の続きとして、単調に過ごしてしまいがちですが、ほんの時々でも、普段しないことをしてみたり、自分を見つめ直してみることは、とても有意義なことですね。

さて私も自分を少し発見しました!というより、以前からあった自覚ですが…
ピアノに関しては、文字通り、重箱の隅をつつくように「あぁじゃない、こうじゃない」と扱いまわしますが -特に教室タイムにおいて- …、他人には丁寧さを説いておきながら、その他のことは、私自身は大変に大雑把で面倒くさがりなのです。

そこでやっとこの冬のグリーティングカード(冒頭画像)の話に到達するわけですが、恥ずかしながら、この本日のカード、右側部分は、かつて私が制作したリースの一部なのであります。
はい、まったく木目細かではございません!全体はこのような出来です。(以下写真)

作っているうちに、どんどん心変わりし、結局100均のリースを、羊毛で覆ってしまうことに。
そして同じく100均のマスコットにお手伝いいただき、手持ちの材料を、ちゃちゃっとアレンジ(壊れた腕時計含む)。
まぁ、「何でも捨てられない性分」が幸いする例もあるということで。(ん?災い…??)
恥ずかしながらの公開の巻でした。

心あたたまる季節をお祈りしています。