ひなかざり

ひなかざり

今でもリアルにその時のことを思い出します。
私自身はホントの雛壇を飾ってもらったことはありません。うちのものは、ガラスケースに入った一対の日本人形でした。

そのことはいいのですが、ちゃんと雛壇を飾っている(おそらく)親戚の家がありまして、それを目にした時のまだ幼かった私は、自分の家にはない憧れの想いから、その赤の段に腰掛けてみたのでありました。
周りの大人が慌てたのも時遅く、人形は段から落ち、同時に私はその段は階段ほど丈夫にできていないことも実感しました。

そういう瞬間の記憶や印象は忘れないものですね。
つくづく阿呆な思い出ですが、失敗して後悔しないとものごとを学べない性格は今も健在です。w( ̄o ̄)w

ちなみに当写真の雛壇は西鉄グランドホテルのロビーに飾られていたもので、問題のものではございません。大人になった私は少し鑑賞上手になりました。