Aria2022クラヴィアハウス・ピアノ発表会

Aria2022クラヴィアハウス・ピアノ発表会

めでたく会を終わることができ、この日をずっとずっと待っていた演奏者には成長の場を、ご家族さまやお祖父母さまにはあたたかい思い出をお届けできたと思います。
成長は時にビターな味も含みますが、それこそが一番の経験です。

八百名も入る大ホール、ライトを浴び、人前での孤独に耐えた演奏披露は、それだけで、巨大な人生勉強!
私など、自分で書いた挨拶原稿さえ覚えられず、手元の紙を見ないと不安にかられます。
みんな、エライ、エライ!

演奏をかいつまんでご覧いただけます★
2022年1月10日なみきホールにて★



この日の特集企画は、『堤正雄氏作曲のサーカス曲集ほぼ一冊』演奏と、『ショパンの手書き楽譜』ステージディスプレイでした。

この日の講師ご挨拶一部を紹介しましょう。

皆様、演奏をありがとうございました。
今日までに、忘れられない長~い旅路となったかのような音楽会が終わりました。
おつかれさま。そしてご家庭においても、今日(こんにち)の経緯に至ったことのご理解に、ここで改めてお礼申し上げたいと思います。
 本来、昨年6月の予定だったこの会。同じ曲を一年弾き続けた方もいますし、曲数を増やしたり、中には演奏曲をトレードしたケースもあり、結果的にお一人が平均1.5倍の演奏量での会となりました。その為、今回はひとりで5分以上の演奏も多くなり、「当然できます!」という顔をしていた私も、実はみなさんの頑張りや暗譜の力に心の中では感心し続けたものです。みんな、やりとげてくれました。

 クラシックの世界は不思議なもので、なぜか飽きない。流行遅れにならない。常に新鮮な感覚を私達に呼び覚まします。  ステージを御覧ください、今回はそんなクラシックの作曲家が、作品をどう実際に書いていたのか、見ていただきたくて、ショパンの手書きの楽譜の一枚を大きくディスプレイ致しました。
 この「ポロネーズ第6番変イ長調 作品53」の譜面は『英雄ポロネーズ』と呼ばれるもの。フレデリック・ショパンが39歳の生涯の中で、1842年、32歳で書いた超!有名作品です。
 ショパンコンクールで今年2位を受賞した反田恭平さんも言われていますが、演奏を考えるのに、作曲家の自筆からより深いヒントを得ていたということ、
 これはきっとその一例で、 例えば、ショパンはこのページの最後の部分、楽譜からはみ出して、自分で五線を足しています。ほとばしる情熱が頭に浮かぶスピードで、楽譜に変えて行くのは、きっともどかしい位だったろうけれど、でもその瞬間の記録を、今日、こうして私達は見て取ることができます。

云々…(ここから後半はヒ・ミ・ツ!です)