★先生(教室)との相性が気になる!

★先生(教室)との相性が気になる!

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教室との相性の見かた

これは体験レッスンの考え方と受け方のポイントでもありますね。
 大切なスタート!最初は相手が未知である以上、必ず頭に浮かぶ不安点かもしれません。 それで体験レッスンを受けてみたいわけですが、この「体験レッスン」だけでわからないことはたくさん。授業を続けていると最初の印象からは結構変化するものです。
 習い手の習得意欲はコンスタントとは限らないし、教え手が成果を出したく、知らず知らずのうちにこやかなシーンがゼロになっているとか、逆に当たり障りなく、記憶にも残らない授業が続き、長期間上達がないとか。
 大切な相性ですが、第一印象だけでは決められないものです。 これは互いが育てていくもので、歩み寄ろうとする気持ちが両者にあれば、やがて真に良い関係が構築されていくもの。 相手に対して、初対面から「これはだめだ~」という感触だったなら、それは縁がなかったといえますが、そんな場合を除いて、相性を見る、その判断の最短単位は、一年間かなぁと思えます。
 まぁ少なく見積もっても、半年(でもやっぱり一年!)の期間が、体験レッスンの期間と申し上げても過言ではない気がします。

 「個人のピアノ教室」は、ピアノ授業と同時進行で、子どもであればその子の生活の変化、モラリティ、個性の受容など、一対一ならではの深い関わりが生まれる場です。 二人で楽譜と鍵盤を前にしながらも、月日と共に、一人の子どもの成長を見る「親のような存在」のような視点も自然備わります。
 良好な関係は、信頼や思いやり、そして理解を深めて徐々に実を結ぶもの。 こうして個人の指導者は目的のピアノに良いルートを真剣に探っていきます。
 「大手教室チェーン」の個人レッスンではその点は少し薄くなります。 なぜなら担当講師の入れ替わりが生じることもしばしばあるし、講師にとってその生徒さんは自分の生徒ではなく、あくまで「大手〇〇教室」の生徒さんをお預かりしているという感覚です。 その意味で、とにもかくにも優しさを希望なら、確率的には大手教室さんの指導のような気が致します。

 体験レッスンの話に戻りますが、注意点として、「今日、契約すれば、入会金がタダで…」とか「初回月はサービスで」とかの話に乗らないでください。まぁその点「大手」は営業上手です。 だけれど一回持ち帰ってください。 ピアノと長い友情を育もうとしていたはずなのに、一瞬、得するかの話に心は揺れます。 でも後で楽器店にたっぷり貢献する支払い者になるのですから、どこかに契約する以上、その教室に入る理由は「ここで学びたいから!」という場合にしましょう。